『ロゴショップ・彩』


名前チェック

 商品の名前を変えただけで売上が10倍になった事例があります。1981年にレナウンが抗菌作用で脚がムレない靴下「フレッシュライフ」の名前を「通勤快足」にしたところ、爆発的にヒット。年間の売上が2億から20億円になりました。恐るべきネーミングの威力。名前の違いでこんなにも売れ行きが左右されるのです。ネーミングのポイントは「読みやすく、書きやすく、聞きやすく、言いやすく、覚えやすく」の5つである。それは商品の意味、視覚イメージ、アクセント・リズム感などの音感、文字の短潔さ、独創性がカギとなっています。実際にネーミングをおこなった商品を販売する場合には事前に商標登録することをお忘れなく。
 
ネーミングチェックとはその商品や会社の名前が売れる要素が高くなるように文字の数や発音の響きなどをチェックし最適化することです。一口に名前の最適化といっても様々な方法があり、ここではその一般的な方法を紹介しますので参考にしてください。


名前の発音による最適化
 人間の発音にはその音色によって脳に感じる影響が違い、それが「気持ちが良い音」なのか「濁った音なのか」などの違いによって、聞く者が好意的に感じたり、嫌疑的に感じたりするそうです。その結果、その商品が売れたり、売れなかったりし、またその会社が発展したり、そうでなかったりすると言われています。この理論は大脳生理学にもとづくもので、人間の性格形成にも同じことが見られるそうです。日本には昔から「言霊(ことだま)」と呼ばれる祈祷法が伝えられており、念じて発生すればその想いが達成できるといわれています。私は宗教家でも医学博士でもありませんので、その理論を詳しく説明することはできません。しかし、少しはそういうことも気になる、検討しておきたいという方はチェックしてみて下さい。

名前の画数による最適化
 名前にはその画数によって出世する数や病気や事故に遭う数などがあると言われています。これはいわゆる姓名判断に属するものですが、中国4000年の歴史的統計学から発展したものだということです。画数の吉凶判断は名前の総画数や名字、名前、名字と名前の1字づつを加えた数などを計算しそれぞれの数の善し悪しを総合判断して決定するものです。文字の画数判断には新字体と旧字体で計算方法が違い、その計算方法も複雑で面倒です。専門の本やパソコンソフトも販売されていますので気になる方は検討してみて下さい。もちろん、その商品が消費者のニーズをとらえたものであり、正しいマーケティングによって提供されていなければ何の意味もなく、ただ名前さえ良ければ成功するという意味ではありませんのでお間違いなく。

色の影響による最適化
 人間の五感の中で、視覚の働きが87%を占めるといわれています。色にはそれぞれ、人間に与えるイメージ効果があります。海外で、黒い鉄橋を緑色にしたところ、自殺者が1/3になった事例があり、工場の壁を灰色からベージュにすると欠勤が減り、事故も減少したという報告があります。また、売り上げの上がらなかった焼き肉屋の壁を白色から緑色にすると、売り上げが上昇したといわれています。色には暖かい色や柔らかい色、優しい色や硬い色などがあり、その商品や機能に適した色彩が購買意欲やイメージアップにつながるというものです。当然のことですが、使い捨てカイロの商品カラーはそのほとんどが赤と黄色の配色が圧倒的です。もし寒色系の青や灰色だったら購買意欲は低下します。また赤や黄色には食欲を増す効果があります。街を眺めると中華料理店の配色もまた赤と黄色を中心にデザインされています。逆に寒色系の色には、冷静さや沈着性をイメージさせる効果があるため、OA機器にはブルー系やグレー系の配色が多く使われています。また緑色には人間の神経を落ち着かせる効果があります。つまり、その商品や名前のイメージに適したカラーデザインは商品の販売力や消費者側の好感度や購買意欲にも影響を与えることが考えられるのです。


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価格10,500円税込

   



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